熊本を拠点に各地で買取サービスや農業コンサルタントとしても活躍しておりますので、これから農業を始めたいと考えてはいるものの、具体的にどうすれば良いか分からないとお悩みの際はぜひお問い合わせください。
農業を行って熊本周辺で儲けをだすことができるか、黒字運営をすることは可能かと深くお悩みになる方もいらっしゃいますが、地域の情報にも詳しいため的確にご案内ができるかと存じます。
問題点を洗い出しどう改善するべきか等、農業コンサルタントとして培ってきた経験や実績から、丁寧かつ分かりやすいようご案内いたします。
「ナイトソイル®」は学術用語(Night Soil)「しもごえ」及びKnight Soil「騎土」を語源とする混合堆肥複合肥料です。「しもごえ」は、江戸時代には使用されていたヒト人糞を原料とする発酵肥料です。ヒト人糞に類似した畜糞尿が豚糞です。ヒトと豚は臓器構造が類似しており、糞/尿比がほぼ同一です。「ナイトソイル®NEO」は、発酵豚糞を主成分とする混合堆肥複合肥料を70%、化成肥料を30%配合した指定配合肥料です。混合堆肥複合肥料は強い還元性(しもごえに類似の-300 mV以下の低電位)を示します。
低電位の最大の特性は、酸化土壌の還元による土壌機能回復と低温期の作物根へのエネルギー供与です。また施肥により、肥料周辺の土壌での電位降下により、還元可給化(土壌に酸化固定されていた主要肥料成分及びミネラル分が可溶化)します。
また、発酵豚糞の悪臭防止材として、土壌改良資材としても使用されている珪藻土(稚内層珪藻土)を堆肥に対して約10%の割合で添加しています。
有機複合肥料成分の特長
[堆肥の肥料成分]
混合堆肥複合肥料:発酵豚糞を堆肥とし、畜糞由来の尿素及び尿酸と可溶性リン酸を多く含む。
[配合肥料成分]
重過りん酸石灰:可溶性リン酸、水溶性リン酸が主成分。
尿素:窒素肥料成分であり、①受動拡散による植物細胞膜透過性、②無荷電物質(非EC成分)、高等植物の尿素(オルニチン)回路の基質として作用。
硫酸苦土肥料:水溶性苦土が主成分。
けい酸加里肥料:く溶性加里、く溶性苦土、く溶性ほう素、可溶性けい酸を含む。
硫酸加里:水溶性加里が主成分。
ほう酸塩肥料:水溶性ほう素が主成分。
種類 | 溶解性 | 肥効 | 特徴 |
---|---|---|---|
水溶性(WP) | 水に溶ける | 即効性 | 作物に最も利用されやすい |
く溶性(CP) | 2%クエン酸に溶ける | 遅効性 | 水に溶けない。 |
可溶性(SP) | アルカリ性クエン酸アンモニウム液に溶ける | 中間 | 水溶性及び、く溶性の両方を含む。 |
還元特性
造粒と降下電位
造粒硬度と表面積により電位降下による到達電位に相違はあるが、-460~-510 mVの低電位領域であった。電位降下の経緯から、有機コロイドによる降下と考えられる。到達電位の相違は、硫化鉄の生成経過から堆肥成分中の鉄含有有機成分の溶出が造粒により抑えられることが推定された。これらの電位域は病害虫の密度が低下する-200mVを大きく下回る還元領域である。有機物を投入した土壌還元法とは、電位降下条件及び到達電位(-300 mV前後)とは大きく異なる。
電位降下と温度
電位降下を行った低温条件(7℃、37日)を積算温度で換算すると高温条件(27℃、10日)に相当する。有機物施用による土壌還元法では高温条件での持続が40日程度必要とする報告が多い。
堆肥成分の還元特性
近年行われている米糠あるいは襖等の有機物を施用する土壌還元法と比較すると、①電位降下に温度条件が律速因子となるが影響しない。②到達電位が土壌還元法より大きく降下し、還元側に移行している。江戸時代より使用されてきた「しもごえ」に類する機能と評価している。
還元可給化特性
還元可給化とは?
酸化条件において固体で存在する物質が還元状態になると可溶化する現象である。畑地は残存する有機成分及び肥料成分が酸化され土壌粒子細孔や表面、粒子間隙で固体として存在している。これらの固体が還元条件になると可溶化する。水田土壌での乾土効果はこの現象によるものである。
造粒による還元可給化特性
造粒により間隙水中の還元可給化が促進されることを示している。電位降下は顆粒が速やかに進行するが還元可給化では抑制された形となった。この試験では、肥料成分を対象に可給化の経過を測定している。造粒により有機質表面だけでなく、有機質の内部構造での可給化が造粒品では付加されたと推定している。化成肥料や有機質肥料では困難であるが本肥料が液肥として使用可能であることを示している。その際に造粒は有意な相違となると考えられる。
籾殻を高温・高圧処理して製造した「植物質ケイ酸」と土壌改良機能を有する北海道産の「天然ケイ酸質鉱石(硬質頁岩)」を混合した複合天然資材です。気相で使用する珪藻土はよく知られています。しかし、水系で使用する珪藻土は研究が進んでいません。土壌中の水分が高くなると水溶性窒素成分をケイ酸質鉱石が捕捉、水分が低くなると水分とともに放湿することにより、塩類濃度障害及び窒素肥料成分の流亡を軽減します。一方、植物質ケイ酸は、籾殻のみを原料として、十数年前に高温・高圧条件で製造された素材です。植物質ケイ酸は、籾殻、籾殻を燻蒸した籾殻燻炭とは、物理的、化学的特性が異なります。水溶性成分に変換された成分を含むことが植物質ケイ酸の特長です。現時点では、肥料取締法における肥料成分としては未だ法的な保証成分には至っていない幻の肥料成分です。農業現場では、籾殻由来の植物質ケイ酸が植物根形成に作用することが示唆されています。
これらの機能を複合し、粉状の「ダブル珪」に加え、目土サイズに粒度を調製した「ScFバッファー」が誕生しました。
ScFバッファー
鉱物質ケイ酸 80% [土壌改良機能]
植物質ケイ酸 20% [籾穀由来可給態成分]
<一般的使用方法>
①イネ科作物(水稲、トウモロコシ)の元肥施肥時に20~60kg/10aを混合。可給態ケイ酸(ケイ素)の植物体への作用については、イネでは窒素成分の6倍のケイ素が必要と言われてお
り、好ケイ酸植物(イネ科作物)には必須肥料成分である。降雪地帯においては、降雪前あるいは融雪時に散布することも可能である。
②好石灰作物に対しては、低温耐性や物理的強度を高めるため20 kg/10aを施用。近年、植物体が有する病害抵抗性を発現させる事例が報告されている。
③高温期、干ばつ時に生育が不均一になる圃場では、作付前に20~60kg/10aを表土と混合する。梅雨期に表土処理する。
④育苗土に対して、10w/w%を混合して使用。濃度障害を軽減すると同時に立根量の多い苗を育てる。
熊本県や周辺地区にて買取サービスをはじめとして、農業コンサルタントとしても人気を集めておりますので、農業経営について等これからについてお悩みの方もお問い合わせいただければと存じます。
農業に興味があるものの今から始めることができるだろうか、経営は軌道に乗るだろうかとお悩みになる方も多いですが、農場の設立から生産や販売について等、幅広くアドバイスをいたしますのでご安心ください。
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